11:32December
ヨーロッパでたくさんの美術品を見ました。
子供のころから知ってる「ダビデ」や「ポッティチェッリのヴィーナス」その他もろもろ、見たことある、記憶に残ってる絵画。
学校で習ったと思っていたけれど、わたしが学校で勉強したことを覚えてるわけがない。
どうして鮮明に思い出せるのか? 不思議だったの。
なぜ、わたしはこんな絵を知ってるんだろう?って。
なぜ?って考えてたら、帰国してしばらくしてやっと思い出した。
1967年に学研から発行された百科事典にセットされてた「世界の美術、西洋」
めっちゃ古いです。
姉の家に保管されてたのを持ってきたけど、黴臭かった。
昔は、重くて分厚い百科辞典がある家庭が多かったのです。
全部で10冊くらいあったのかなあ。
夏休みの自由研究などは百科事典で調べるものだった。
「世界の美術」には、当時子供だった私から見ると、摩訶不思議な絵がたくさんのっていた。
「ポッティチェッリのヴィーナスの誕生」は、その中でも一番興味がある絵画だった。
まず、裸です。
裸がこんなに大々的に描かれてることが強烈。
そして、非現実的で意味不明と思いながらも美しさに惹きつけられる絵。
海の中に浮かぶ大きな貝の上に人間のようなな女神さまが立っていて、羽根を付けた人間が飛んできている。
あり得ない世界。
不思議な絵。
子ども心に魅力的な世界で、こんな世界があるような気持ちになってた。
憧れてた。
でも、当時外人と言えばアメリカ人の顔しか知らなかったので、ヴィーナスの顔はヘンだと思っていた。(と、記憶している)
そして、裸の絵も多いので、当時あまり見てはいけないと思ってた、とも記憶している(笑)
家にひとりで暇な時、この本だしてきて見てたのを思い出す。
なつかしい。
ブランカッチ礼拝堂、マザッチョの「貢の銭」やマゾリーノの「足萎えの治療とタビタの蘇生」
サン・マルコ美術館のフラ・アンジェリコ「受胎告知」も
わたしが見てきたものが、註釈つきで(多分全部)のってます。
うれしい。
読書も絵もパソコンの電子画面で見るよりも、紙上で見て読む方が楽しいです。
本の中でわたしが一番お気に入りだったのはこれ。
フラゴナール「本を読む少女」1776年
どこが好きだったか?
記憶によると、少女のドレスと横顔、部屋の雰囲気に。
異国の少女のような暮らしがしたいと憧れてた気持ちが蘇ります(笑)
子供のころの記憶って残るもので。
心の中に(頭の中に?いえ、脳の中に)残っていた記憶ってすごいよね。
紙に書いて残してたわけでないのに、ちゃんと覚えてるのって。
人間はすごいね。
この本、当時、3,200円。
このような百科事典を買い揃えてくれてた両親に感謝です
ヨーロッパを3週間旅行して帰ってきたら、日焼けしてた。
4月。日本だと普通に生活する日常では、目に見えるほどの日焼けはしないし、手に日焼け止め塗っておけばOK。なのに、トリノに着いた頃、旅10日目頃ですね、手を見て超ー驚いた。
真っ黒
日焼け通り越して、浮浪者のように汚れた黒さだった。
なぜに?
確かに陽には相当あたってたけど。。ここまで?
スペインは4日間ずっと夏のように暑くて、タラゴナでは地中海の陽射しを浴びながら歩いたし、ALSAバスでは朝から夕方まで太陽の日が差し込む窓越しに座ってた。(運悪く) アルル、リヨンも天気良かったなあ。
それでも、時は4月。日本だとそこまで日焼けしないので油断してた。(ちゃんと日焼け止め塗って防止してました)
帰国した時、手は真っ黒で、顔も日焼けしてて、腕も日焼けしてるし、そんなにだしてなかった足は日焼けはしてないけど乾燥してておばあさんの足みたい。(顔と腕は許せたけど、手の黒さと足の乾燥具合はショックだった)
なんで?
調べてみて驚愕。ヨーロッパの紫外線ってこんなに強かったのね。
紫外線は、緯度が低く、また湿度が低い土地ほど強くなります。
ヨーロッパは、日本とほぼ同じ緯度に位置しますが、湿度が低い地中海沿いの国の紫外線は日本より強烈。(スペイン、南フランス、イタリー、ギリシャ、トルコなど) しかし、これ以北の国では緯度が日本よりも高くなるので紫外線は弱くなる。(イギリス、フランス北部、ドイツ、ポーランド、北欧諸国など)
ヨーロッパでは空気中の水分が日本より少なくて、空気中の浮遊塵が少ないため、日光と肌の間を遮る物がなく紫外線が直接肌に降りそそぐということです。
そうだったのね。日本だと、陽射しが強いとべたつく暑さ、そうなると紫外線を意識するけど、向こうはべたべたせずにからっとしてるので、日焼けしてる感覚があまりなかった。
今思い返せば、あのからっとした暑さはインドの暑さに似てる。
インド旅行では、サングラス、帽子にグローブ、UVカットが高い日焼け止めを日に何度も塗りなおして完全日焼け止め対策したけど、今回も同じくらい日焼け対策するべきだった。あと、保湿用のクリームも必須。
スペイン、フランス、イタリアは緯度が福岡より上なので、気にしてなかったら大間違いでした。
ヨーロッパの紫外線は、日本よりも遥かに強烈。
旅の途中で今までないくらいの黒くて、水分がないカラカラの手を見て悲しかった。(カメラ撮る時に見える自分の手がはずかしかった)
ヨーロッパは本当に乾燥してるんだなってつくづくわかったのでした。帰国後もしばらく、クリーム塗っても浸透しないで手の水分がまったく蒸発して砂漠のような手でした。(足も)
あそこにいた3週間で、皮膚表面の水分がどんどん蒸発してひからびた感じ(笑)
次からは、日焼け、乾燥防止対策を怠らないようにしよう。
ところで
今朝もまた胃が痛い
海外旅行に行くとき、両替をどこでするか?
現地の通貨に両替するなら日本よりも渡航先の国で両替するのが有利だと思ってました。
でも調べてると日本と渡航先と意見が分かれてる。
結論、
両替をどこでするかは、自
◆渡航先が日本通貨より強い、又は同等な場合(日本通貨が弱い場合)は日本で両替して行く。日本円より強い(同等な)通貨は米ドル、ユーロ、英ポンド(要するにアメリカ、ヨーロッパ系の先進国)
◆逆に日本が渡航先より強い場合は日本で両替せずに海外に行ってから両替した方がお得。
アメリカ、ヨーロッパ以外。一昨年行ったインドとか、タイとか。
と、いうわけで、使えるところはカードを使うとして、最低必要額を大黒チケットで両替。
最終地のローマで足りなくなったら両替しようと計画をたてました。
しかしイイ感じでローマまでもちそうだったのに、フィレンツェの郵便局から荷物を送る時に足りなくなってしまった。
(荷物送料は計画になく想定外だったので)
足りなかった金額は僅か€5。
惜しかった。
さて、街のあちこちにある両替屋は、安いレート表記だけど手数料を高くとられるのは知ってました。
でも、郵便局でキャッシュ払いのみって言われたのが13時28分で、銀行は13時半から15時までお昼休み。
仕方なくレプッブリカ広場近くの両替屋にいくことになったのでした。
(銀行も街の両替屋も手数料が高いのは似たようなものらしいけど)
レート表示128.3円の両替屋で5,000円を両替したところ、コミッション19.7%で手元にきたのはたったの€26.35。
(=手数料、1600円)
コミッション19.7%って書いてあったけどそれより高い手数料を引かれてた。
ぼったくり~(笑)
さすがイタリア。
今回、日本で両替した大黒チケットのレートは123.51円。
前回2月にイタリア行ったときのレートは117.55円。
(同じく大黒チケットにて)
そしてフィレンツェの後に行ったローマの両替屋レートは123.45円。
(日本よりも安い、すばらしい)
10,000円両替して€81手元にきました。レート表示以外の手数料はナシです。
店内に「sendensite」って張り紙が何枚もあったので宣伝しようと思います
もともとはローマに住んでる人のブログを見て知りました。
2月に両替した時店内で会った日本人はJTBから紹介されたって言ってたから、知る人は知ってて有名な店だと思います。
日本だけじゃなくて他の国でも有名だと思います。
外国人の人も両替に訪れてたし、いろんな国の張り紙があった。
場所はテルミニ駅前、五百人広場(バスターミナルがある市場みたいに路上販売が並んでるところ)を少しレプッブリカ広場方面に歩いた左に曲がったVia Viminale沿いにあります。
曲がって少し歩くと黄色い「CHANGE」の看板が見えます。
フィレンツェでの多額の両替手数料はお勉強代として計上しよう。
今回は良いけど同じ失敗はしたくないよん。