13:43December
4月20日 15日目
「サン・ガエターノ教会」
ガイドブックやネット上でも特に有名どころではない教会。
S.M・ノヴェッラ教会から南にぶらりと歩いてて目に留まったので、中に入ったらとってもきれいでした。
少し薄暗くて黒っぽい。
中に彫刻がたくさん飾られてるところが今まで見てきた教会と違って新鮮でした。
帰国して調べてみたら「開いているのに遭遇した人は幸運」って英語版ガイドブック(ロンリー・プラネット)に書いてあるそうです。
幸運だったのかなー。
「サント・スピリト教会」
S.M.デル・カルミネ教会の帰りに寄りました。
残念なことに今日は閉館日。中も是非見てみたいので今度フィレンツェに来た時に必ず行きたい教会です。
教会前の広場には市場が出てました。
良さ気な服が€3。
€1のキャミもあって4点買って€9,5。
最後にホテルの部屋の窓から見えるので気になっていた「英国人墓地」へ。
部屋から見えるフィレツェの街の中で、このエメラルドグリーンの頭頂部がひときわ目立ってました。
建物のまわりにぐるーっと塀があって、閉館時間過ぎていたので庭の中にも入れず残念でした。
フィレンツェ滞在は4日間。
予定では1日、ピサ観光に行こうと思ってたけど面倒になって行かずじまい。
その分、多くのものを観たかと言えばそうでもなく、めっちゃゆっくり過ごしてました。
ピサには今度行けば良いし♪
旅も2週間過ぎると、まったりしたくなるものだ。。
マサッチョのオリジナルの部分には、ブランカッチゆかりの人物が描かれてましたが、1435年にブランカッチが反メディチ謀反の罪でフィレンツェを追放されたことから、それらの人物画が故意に削り取られてしまったのではという説があり、50年後にフィリッピーノがメディチ家ゆかりの人物を描き足しました。
(右から3番目の人はマザッチョです)
向かって右側のフラスコ画。
『足萎えの治療とタビタの蘇生』マゾリーノ
これも聖ペテロの奇蹟のエピソードを表したもの。
聖書のエピソード(過去)の絵に、1400年代のフィレンツェ街の風景(画面後方の建物や中央の二人組みの貴族)を組み込むことで、過去と現在を繋げよりリアリティーをかもし出すという手法は、このブランカッチ礼拝堂のフレスコ画以降、盛んに行われるようになりました。
『ネロ帝の前の聖ペテロと魔術者シモン・聖ペテロの磔刑』
フィリッピーノ・リッピ
右半分の絵はネロ帝に審問を受ける聖ペテロ、その後、左半分の絵に移り、聖ペテロは逆さ十字架に掛けられます。
十字架に掛けられる聖ペテロの右側の3人の人物のうち、まん中のこちら側を見ているのがフィリッピーノ(当時24歳)、右側の横向きの人物がボッティチェッリ(当時36歳)だと言われています。
一番右端のこちら側を見ている人物(左画像)も、フィリッピーノです。
『楽園追放』マザッチョ
『アダムとイヴ』 マリゾーノ
『楽園追放』はそれまでの形式的で平べったい中世の絵画から、生々しい人間の表情を描いた画期的な作品として他の画家にも大きな影響を与えました。
っていうか、思い切り裸なので日本人のわたしは最初ひきまくりでした。
でも、フィレンツェにいると感覚マヒします。
これは芸術なので。
なんにしても、3面に広がるフラスコ画は素晴らしい。のひとこと
絵は静かな中で鑑賞したい。人が少なくて良かったです。
教会回廊部分。
フラスコ画自身にも感動しますが、500年以上前に描かれた絵が今も美しいまま残り続けることに感銘します。
描いた人の魂が生き続けているようです。
とても素晴らしいフラスコ画でした。
4月20日 15日目
今日はフィレンツェ最後の観光日。
今日の予定はサンタ・マリア・デル・カルミネ教会に行って、ブランカッチ礼拝堂を見る事。
ブランカッチ礼拝堂の見学は原則として要予約。
一回30人で15分間の入れ替え制で予約料は無料。予約は電話のみで英語も通じるそうです。
空きがあれば入場できるみたいだけど、空きがなければ「fully booked」という張り紙が張られその日は見学できません。
日曜祝日は特に入れない可能性が大のようです。
わたしは平日に行く予定だけど、もし入れなかったら困るので予約をしていくことにしました。
ということでブランカッチ礼拝堂もアーモイタリアに予約してもらいました。
私の英語力じゃ相手が言ってる言葉が聴き取れないだろうし、もし通じても何度も聴きなおして電話代かかりそうだもん(笑)
アーモイタリアが無料で予約してくれてほんと良かった。
『サンタ・マリア・デル・カルミネ教会』1268年
1771年新しい木製浮彫の天井を製作中に火災となり一部を除いて(ブランカッチ礼拝堂も無事でした)ほぼ全焼し、18世紀に再建されたが、作業は教会内部に限られ、ファザードは未完に終わりました。
簡素なファザードとは裏腹に中に入ると素晴らしい。。
この奥の右側にブランカッチ礼拝堂がありますが、ここからは行けません。
ブランカッチ礼拝堂へは、教会を出て教会出入り口の右横のブランカッチ礼拝堂見学専用入口から入ります。
この時、9時50分。待ってる人は10人くらい。
予約は10時で開館も10時。ドアが開いたのは10時ちょっとすぎた時間でした。
みんな予約の紙を持ってきて窓口で見せてました。
係りの人は予約一覧のリスト見て照合してからチケットを販売。
今日は平日だし、当日でもいけそうな気もするけど、出てきたとき、小学校高学年くらいの子供が数十人座って待ってました。
学校からの見学かな?団体が来たら一気に入場ができなくなるし、ブランカッチは原則予約して行った方が良いと思います。
ブランカッチに外人に交じって予約の紙を見せ、スムーズに入れるって気分良かったです。
ひとり旅って自由でまじ楽勝だと思った瞬間でした(^_^)
前回は何でもドキドキしてたのに、すっかり余裕になりました。