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20 (水)
23:53
April

フィレンツェのドゥオーモ

4月20日 15日目

ドゥオーモ『サンタ・マリア・デル・フィオナーレ大聖堂』は、白、ピンク、グリーンの大理石の幾何学模様で飾られた美しい聖堂です。
聖堂の大きさとしては世界で4番目。約3万人が一堂に会することができる広さを持ってます。

14世紀にいたるまで建築、芸術の面で主導権を握ることのなかったフィレンツェでしたが、ピサやシエナの大聖堂建立に触発されてこれをしのぐ大聖堂の建設を開始。
1296年から172年間の歳月をかけて建設されました。

ドゥオーモの横にそびえたつ89mの塔は「ジェットの鐘楼」
1334年にジェットの設計で造り始め、1337年にジェットがなくなったあとジェットの弟子に引き継がれ、完成したのは聖堂より100年早い1387年。
設計当初、最上部に造る予定だった尖塔の代わりにテラスが造られています。
そのテラスへは414段の階段を登って上がることができます。


遠くから見てもきれいだけど、近くから見てもきれい。

ドゥオーモの後陣。


ドゥオーモ前に建つ「サン・ジョバンニ洗礼堂」
ローマ時代の5世紀の建築であるという説が強いフィレンツェでもっとも古い建物です。
町の守護聖人、聖ジョバンニに捧げられたもので、ドゥオーモができるまでは聖堂として使われてました。


『サンタ・マリア・デル・フィオナーレ大聖堂』は、ドゥオーモ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼、この三つの建築物で構成されます。

洗礼堂にある南、北、東の3つの出入り口のうち、ミケランジェロが「天国の扉」と名付けた東の扉はとくに有名で、金メッキを施され金色に輝いてます。


1452年から27年間の歳月をかけて造られたこの扉には、ロレンツォ・ギベルティによって旧約聖書の逸話が10枚描かれてます。
1枚1枚を近くで見るとさらに美しい。私好みを厳選して2枚アップ。
「アダムとエヴァの創造」


「ヨセフの物語」


ドゥオーモ内部は広くて、静粛な雰囲気。
人々の声でざわついてるときには静かに見学するようアナウンスが入りました。


クーポラ内側に描かれたヴァザーリとその弟子たちによる「最後の審判」

復活祭前の休日に入ったせいか知らないけど、今日は昨日に増して尋常じゃない観光客の数。ドゥオーモの中に入る人の列は延々と続いてて、数えたら約300人以上並んでた。

ちなみにわたしは昨日運よく誰も並んでない時に通った時に待たずに見学できました。
ドゥオーモはどこに行くにも通る場所で、毎日何回もドゥオーモを見れて楽しかったー。
最初にドゥオーモ見た時は目の前に広がる迫力にすごーい!!と思って目が釘付け、って感じでした。

高所恐怖症じゃなかったら、クーポラやジェットの鐘楼に登る予定だったんだけどなー。


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