この数日、寒いので読書したくなった。
気が向いたのでBOOK・OFFに行ってみたら、久しぶりのBOOK・OFFはレイアウトが変わってた。
そう、本以外のものがまた一段と増えて、リサイクル屋になってた。
そして、ハードカバーの本がめっちゃ安くなっていた。
文庫本も安くなってた。
TSUTAYAポイントがなくなってた。
スマホアプリもなくなってた。
昔に戻ってBOOK・OFFカード単体になってた。
安いから何冊でも買える。
タイトルと「青」が気に入って手にとり、あらすじをチェックして、なるほどと思い購入。
あと、作家の名前が気に入った。なんとなく。。
2003年、12年も前に映画化されてるお話。
っていうか、ニノよく映画出てるなー。
暇な時に読もうと思って買うくせに、気になるとすぐに読みたくなり、読み出すと止まらなくなるタイプ。
昨日から一気読み。
感想。
読みごたえあった。
でも、読み終わって、悲しかった。。
せつないラスト。
お薦め。
映画じゃなくて小説ね。
この小説、いろいろな場面で主人公の気持ちが理解しやすかった。
殺人をしたところは別としてね。
流れが予想していたものと違うと早く早く次が読みたくなって、ラストがまた予想したものとずれてくるとますますどうなるのか知りたくなるし。
読みだして止まらなくなるってそんな感じよね。
生きていると、どうしてこんなことになったの?って思うことをしてしまうことがある。
若さゆえとか、考えなしだったりとか、いろいろな理由があるけど、その時は他の思考回路が見えなくてそれだけになってしまう。そんな時ってあると思う。
殺人でなければ、リセットできるけど彼が犯したのは殺人だからリセットできない。
リセットできないことをもし自分がしてしまったら?(殺人以外で)
もとに戻れないやるせない気持ちはどこにも持っていけない。
その気持ちが読んでていて苦しくなった。
そして、彼が最後にそれを選んで、決めた後すぐに行動に移したというラストがあまりに突然すぎて、衝撃的にThe Endになったのがせつなくて。
良いお話でしたっていうような内容じゃないのに、心に残ってしまった。