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10 (日)
20:49
November

飛騨の里

ほんとうは白川郷まで行きたかったのだけど、日帰りスケジュールなので無理。
それで、合掌造り見たいので「飛騨の里」に行くことに。
しかし、行ったら、またもはまりまして(笑)
昔の農山村にタイムスリップした気分を味わえてとっても感動しました。

「飛騨の里」は4万坪の敷地に、国の重要武官家財4棟を含む約30棟の古民家を移築し、四季の風景の中で米、飛騨ネギ、赤カブなどが栽培される田畑も垣間見られる野外博物館。昨日は紅葉の見頃がピーク。
少し冷たい空気の中、赤や黄色の紅葉を眺めて歩いていると、本当に飛騨の農村を歩いてるみたいでした。
  

入館してすぐ村の係のおじさんが寄ってきて「今放水してるから、ほら、見て」って言われました。
あら、すごい。
 
飛騨の里は、国、県及び市の指定重要文化財や重要な飛騨の民家・民具が数多くあり、観光客等たくさんの人々が常にいるので、万一火災が発生した場合のために年2回訓練を行っているそうです。
全く知らずに行ったのに、グッドタイミングで放水されててラッキーですねーemoji

旧道上家

旧八月一日(ほずみ)家の囲炉裏
旧大野郡荘川村にあった西願寺の庫裡(住職たちが居住する建物)として建てられた家です。
 

旧田口家。
1809年建造、飛騨と美濃との国境に位置する集落にあった榑葺き(くれぶき)民家。
代々名主を務めた大きな農家で村の寄り合いなどに対応できるように部屋数も多く飛騨の里で一番大きな家です。

いや、広かったです。
 
 
旧若山家
荘川造りから合掌造りに移行する構造が見られる合掌造りの発展を残してる唯一の建物。

 
どの民家にも囲炉裏がありますし、どの家も中まで入っていいのですべての家に靴脱いで入りました。
おかげで古い時代からの家の空気をたっぷり体感。。。
一人で囲炉裏の前に座ってると気持ちが健やかになりました。

景色がとても素晴らしい。


円形の水田「車田」(くるまだ)

 
昔使われてた飛騨の山村用具とそりコレクションは、国の重要有形民俗文化財に指定されているそうですが、見ごたえたっぷりでした。
大きな木や荷物を運ぶ大型そりや、木挽小屋(こびきこや)杣小屋(そまこや)なかなか見る機会ないものがたくさんです。
杣小屋は山中で木材の伐採、加工の仕事に従事した杣(そま)が集団生活をするために設けた小屋。杣は期間中、ほとんど自宅へは帰らなかったそうです。
こんな寒そうな小屋で生活してたなんて、昔の生活の厳しさそのまま感じました。
すべての民家をまわり、じっくり中まで見学して2時間たっぷり満喫emoji


高山駅から飛騨の里までは、飛騨高山周遊バス「さるぼぼバス」で10分足らず。

この後、さるぼぼバスで飛騨高山温泉です。

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