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現実にはすごいブレーキ音がなってたはずだけど、私の耳に音は聞こえなかった。
視界の左隅に黒いものが見えた。
あっという間にその黒いものは巨大に膨れ上がり
その黒いものが車でぶつかるんだ、と気づくまで、すべて一瞬だったような気がする。
普通ならば、視界の横側に黒いものが見えたら、そっちを向いてそれが何かを確認する。
でも、それが何かを確認する間もなく
あっと思った瞬間、音と同時に衝撃。
車がスピンしそうに回転してる途中で、二度目の衝撃。
1秒って長い。
視界に車が入ってきて、ぶつかると気づいてから、車が止まるまで数秒間。
めっちゃリアル。
その瞬間は真横からやってきたので、事故の瞬間を見ることなく身体で感じただけだったけど、真正面からぶつかったらそれはすごい恐怖だっただろう。
もし、ぶつかったのが車じゃなくて私自身だったら、視界の隅に車が見えた瞬間にわたしの身体は宙を舞って、舞い上がってる瞬間から地面にたたきつけられるまでも、すべての一瞬はスロモーションのようにゆっくり感じることができるんだろうな。
そして、事故で死んでしまう時もスローモーションのように1秒がとても長いんだろうな。
10日前に東野圭吾の「ダイジング・アイ」を読みながら、冒頭の交通事故で女性が死ぬ数秒間のシーンがやったらリアルに感じてしまってたんだけど、そのせいでこんな夢みたのかな。。
車の修理が必要な事故は3回経験したけど、こんな大きな事故は初めて。。
ほんとにスローモーションなんだなあ。。
以上、超リアルな夢の話でした。
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