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21 (金)
23:11
December

『レ・ミゼラブル』観ました

フランス古典文学、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』は小学生の時に図書館で借りて読みました。当時日本語版で「ああ無情」というタイトルでした。
一生の中で思い出に残る小説第一位です。
すごく長いのでいつもは読めませんが、これまでに3回読みました。
読むたびに号泣です。 
特にラストはひとりで大泣きしながら読み終えるパターンですね。
最後に読んだのは12年くらい前でした。

今回、ミュージカル映画ということで、キャストが良いですから公開日が待ち遠しくて、今日朝一の上映で鑑賞してきました。



冒頭。水しぶきのなかの労働と「囚人の歌」がすごい迫力。





ファンティーヌ役のアン・ハサウェイ。
予告編から彼女が歌う「夢やぶれて」に聴き惚れてたけど、映画の中で歌うソロシーンはほんとうにせつなくて悲しくなりました。
ハリウッド女優って何でもできるのね。すごくきれいですごく感情がこもってる。
ファンティーヌがかわいそうすぎて涙。





ヒュー・ジャックマンは罪人のジャン・バルジャンも善良なマドレーヌ市長もピッタリでとっても良かった。
(わたしはX-MENが好みじゃないのでヒュー・ジャックマンは顔しか知らなかったのですが)
189㎝もあるから怪力を出すジーンとかとても絵になってた。
そして歌がまた。。ブロードウェイミュージカルでトニー賞を受賞しただけに、歌がうまい。
ソロのシーンは魅了されます。ステキだわ。



そして、わたしが大好きなマキシマスなラッセル・クロウ出てます。ジャベール警部は昔から大キライだったけどこの映画にラッセル・クロウが出てることが嬉しい。
ジャベール警部の長ーいソロも2回あるんだけど、1回目で「なんか・・歌うまくないみたい」と思ったのでした。
そのとおりで、ヒュー・ジャックマンはオーディションでフーパー監督の心をわしづかみにしたそうですが、ラッセルに対しては「演技力は申し分ないのだが、歌唱力に不安があった」と、いうエピソードがありました。
ラッセル、声が低いですから、歌うには難しいのかもと思います。
でも私はラッセルのあの低音が好きです。





テナルディエ夫婦。ナイスキャラに仕立てられてました。
ヘレナ・ボトム・カーター良い味だしてました。彼女若く見えるけどもう46歳なのですねー。驚いた。


マリウス役、なるほどって感じです。
マリウスよりもアンジョルラス役のアーロン・トヴェイトが良かった。昔「パトリオット」で見た時のヒース・レジャーっぽかった。
そのうち、ぱーっと売れるでしょう・・。
子供時代のコゼット、水汲みのシーンもコゼットも小説そのものでした。



大人のコゼット、アマンダ・セイフライドはなるほどって感じです。
(映画「赤ずきん」で彼女を知って、きれいだけどキツイ顔だ、と思ってたところ、コゼット役だと知りました)

ミュージカル映画という事で退屈になるかな?と思いましたが、心の中を歌うことで表現するので映画では伝わらない気持の部分がよく伝わるし、俳優陣みなさん、歌がうまいので聴いてたらあっという間の2時間半でした。
やっぱり原作が一番ですけど。この映画もすばらしかった。
オススメします。めっちゃ良かったです。
そうそう、去年フランスに行った時、フランスには「ヴィクトル・ユーゴー通り」という道が沢山ある事を知りました。その時も「レ・ミゼラブル」を思い出して感動してました。(思い出すだけで感動するオンナなのです)

最後に「レ・ミゼラブル」で一番心に残るのは、銀食器を盗んだバルジャンを優しく許したミニエル司教。




人は変われるもの。
ジャン・バルジャンが教会で苦闘するシーン、良かったです。

小学生で読んだ時、ジャペール警部はただイヤらしい警官としか記憶に残らなかった。
大人になって読んだ時に、優しさの欠片もない正義を貫く人間だけど、それは生まれながらの環境が彼をそんな歪んだ考え方の人間してしまったんだと思えた。最後はバルジャンによって考え方が変わり、自分が間違っていたことを受け入れて、または受け入れることができなくて?結果的に死を選んでしまったけど。

世の中は不条理である。
人は変われるってこと。

心に残る名作だわ。

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