09
(土)
16:14July
16:14July
富貴寺

石造の仁王像がたつ仁王門をくぐり、石段を登ったその先、カヤの巨木の奥に建つ大堂は、阿弥陀信仰が盛んであった平安時代末期に築かれた、貴重な阿弥陀堂建築の一つであるそうです。
この大堂は現存する九州最古の木造建造物。
1952年 国宝指定

正面の扉は閉まっていて、左右の扉から中に入るのね。
こんな外観だけの写真でよくわからないお寺だと思う人も多いのでは。
富貴寺の創建は、寺伝によると奈良時代の養老2年(718年)、仁聞(にんもん)という僧侶が開いたとされているが、六郷満山の多くが仁聞開基と伝わっており、あまりに伝説じみている為、その正確な由緒は不明のままだそうです。
なおこの仁聞は、宇佐神宮の主祭神、八幡神を表しているとも考えられているとか。
昔のことだから、本当のことなんて誰にもわからない。
でも、大堂の中に入った瞬間、鎮座する阿弥陀如来坐像を目にしたとき、心臓がなぜかどきどき。
とても心に響いたのでまた明日もう一度拝観したいと思ってる。
伝説によると、この地にそびえていたカヤの大木を切り倒して大堂を建て、また同じを使って大堂の本尊である阿弥陀如来坐像を刻み、それでもなお材木が余ったので、田染の南に真木大堂を建てたのだとか。
(現存する真木大堂は平安時代のものではない)
太堂の前に茂るカヤの大木。

惹かれる。