23:49February
Foro Romanoの遺跡③
2月17日 (3日目)
『ウェスタの巫女の家』
ウェスタはローマ神話に登場する女神で竈(かまど)の神です。
俗ラテン語、英語読みだと「ヴェスタ」と発音がにごります。
古代ローマでは、国は大きな家族だと考えられてました。
ウェスタは国家体制の鎮護神として崇拝され、ウェスタの巫女の仕事はウェスタ神殿の祭壇上の聖火を永遠に絶やさないように守ることでした。
そして、ウェスタ神官長 (vestalis maxima) は、女性でありながらローマで最も権威を持った聖職者とされてました。
ウェスタ神官(巫女)は貴族の少女より選ばれて、処女が義務付けられ、この規律を犯すと生き埋めの死罪が課せられたそうです。
長方形の庭のまわりに巫女たちの彫刻が並んでいます。
歩いていると、柱廊奥にあるこの彫刻が目を引きました。
ほぼ完全な形で残ってます。
巫女の家を出て見上げたらティトゥス帝の凱旋門が見えました。
まだあんなものが。。。
フォロ・ロマーノの広さ、中身、何も知らずに回っているので先が読めないのでした。
『ティトゥスの凱旋門』は現存するローマ最古の記念門で、ユダヤ戦争の戦勝記念として81年に建立されました。
この部分までの、この細やかさがすごい。。
ここまで歩くと、ティトゥスの凱旋門の向こうにコロッセオが見えました。
早くコロッセオに行きたいと思いつつも、上の方に向かう道がある。。
登るしかない。
登りきると、緑あふれる庭園でした。
『ファルネシアーニ庭園』。
広すぎる(笑)フォロ・ロマーノ。
でも登って良かった!
フォロ・ロマーノが一望、見晴し最高でした
このままコロッセオに向かいたかったけど、奥にまだ何かあるみたいなのでとりあえず歩く。
首がない彫刻がぽつんとあった。
この向こうに『パラティーノの丘』があるけど、これ以上は無理(泣)
時間が許さないのでコロッセオに向かうことにしました。