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February

離職票の離職理由

退職時に会社が離職票に事実と違うことを書いた場合のことです。
ネットで調べると、苦労されてる方も多いのでわたしの場合を書いておきましょう。
これから離職理由で異議申し立てする方はがんばってください

失業保険は会社から渡される離職票の離職理由によって受給期間や支給開始時期が変わります。
普通なら会社と退職者の離職理由は一致するのですが、まれに事実と違うことを書く会社があります。私の前職場がそんな会社でした。

1年前、わたしは人材紹介で契約社員として入社。
顔合わせ前の人材会社担当者の説明では1年自動更新。
両者顔合わせの時は部署の責任者から「将来的に管理者となって働いてほしい」と将来を見据えた職務内容を説明されました。
しかし、初出勤の日 総務課長(初対面)が提示した雇用通知書は「契約更新なし」。
「話違うのですが」と言うと「ま、とにかく。。今回の契約では更新なし」と言われました。
1年ぽっきりの仕事はしたくないですし、話違いますし「1年後仕事がもう無いということですか?」と聞くと、バツ悪そうに「1年後のことはわからない。1年後の状況次第でこの仕事があれば仕事はある」と。
「1年後仕事がある場合はどうなるんですか?」とさらに質問すると「その時また新たに契約をする」と。
面接時、長く勤めてほしいと言われてたので、1年後にまた新規に契約することになるんだろうと思い署名捺印。
雇用通知書締結のあと、直属の上司に確認すると「総務の書類上のことで問題ないよ。更新はするから心配ない」と。
今まで契約社員で勤めたすべての会社が何の問題もなく自動更新だったので、1年後また契約しなおすだけと深く気にせず1年間勤務。
1年間、上司からいつも将来的な仕事の話をされ、更新有り無しなどずっかり忘れてましたね。
しかし、1年後突然契約の更新はしないと言われたのでした。
ここで思い出したのです。離職票どうなるんだろう?って。

心配してた通り、会社からもらった離職票の離職理由欄には「更新しない」にチェックマークが。
これだと失業保険は3か月後から90日間の受給になります。
まず上司に「事実と違いますので、総務に書き直すよう言ってください」とお願いしました。
上司はしぶしぶ「自分が更新の約束をしたから」と総務に頼んだけど却下。
その後わたしは総務課長他1名に応接室に呼び出され、陰湿な雰囲気の中得々と説明されたのでした。

「会社は正式な手続きをとって雇用契約をした。契約更新しない旨の説明もしている。雇用契約書はあなたも署名押印してるから有効であなたの訴えはを聞くことは会社としてできない。我々もハローワークで聞いてきましたが、口頭で更新の約束をしてても雇用通知書が更新無しと明記してあれば離職票もそのとおりに書かなくてはいけない。ハローワークには雇用通知書を添付して提出しなくてはいけないので違う事は書けない。何とかしてあげたいと思いますができないんです」
「直属の上司は更新の約束をしたと認めているので事実ですが、彼は社長でもなんでもない。一介の社員が更新の約束をしたと言っても会社的に認めるわけにはいきません」
そして
「あなたに異論があるならハローワークで手続きするときに異議申し立てをするしかないですね。しかしその場合でもハローワークから事実確認の問い合わせが会社にあります。そして我々はまた同じことを言うので結果は同じですよ」
と、言われたのでした。
まるで、わたしが因縁つけてるような言われ方でした。
「事実と違うから書き直してくださいと言ってるだけで、正当な主張だと思います。わかりました。ハローワークで異議申し立てします」とはっきり言いましたけどね。
ここまで言える人間も少ないと思いますが。
 
1年で仕事なくなるってわかってたら、1年の間に仕事探して転職してるし。

 むかつくのと呆れましたが、一番は悔しかった。

で、ハローワークに失業保険手続きの際 異議申し立てしたのです。
わたしの話を聞いた担当者は会社に事実確認すると言いました。
わたしは「無理だと思います。会社は口頭での更新有を認めても書類上の更新なしが有効だと言って絶対に離職票を書き直さないでしょう」と言いました。
そしたらね、担当者が力強く言ったの。
「いえ、事実なら会社は書き直さなくてはいけません。ハローワークの指導が入るのですから会社は書き直さなくてはいけないのです」

その時、担当者が神様に見えました。
(異議申し立てするときは、証拠となるものを準備してください。私の場合、上司が口頭で更新有の約束をしたという一筆を提出しました)

1週間後、会社が認めたとハローワーク担当者から電話がありました。
そして、待機期間なしで90日+延長60日の150日の失業保険が受給できたのです。

ハローワークの担当者の方に感謝(泣)

あの会社の総務のオジサン、さぞ悔しかったことと思います

教訓。
雇用通知書に署名捺印した自分を反省。
会社を信用してはいけません。この上司おかしいと思ったら要注意です。
この話、まだ余談があるのです。

わたしの契約期間は1年でした。
しかし、8月25日勤務開始、退職日7月31日のわたしは失業保険の加入期間が11か月間だったのです。
失業保険は1年以上加入してないと受給資格が満たされません。
ということは3ヵ月待つ待たない関係なく、そもそも失業保険がもらえないのです。
11か月しか加入していない=この事実はハローワークで初めて知りました。
しかし、離職理由が会社都合になれば特例で6カ月以上から受給資格者になります。

離職票の離職理由ひとつで
契約更新有り契約社員の契約終了=「会社都合による退職」
契約更新無し契約社員の契約終了=「契約満了による退職」
失業保険がもらえないかもしれないなんて、さらにオーマイガッの心境でした

あの総務のオジサンはすべて知ってて、頑なに拒否してたんだなと思うとあのジジイ地獄に堕ちろと思いましたね(笑)
(いえ、わたしが願わなくても多分、きっと、ろくな未来はないだろうと思います)

ハローワークの担当者の方は、最近こんな会社が多いみたいなニュアンスでした。
実は私、公務員の人って苦手でした。
だけど今回の担当者、私の話を聞くときの雰囲気にとても人間味を感じましたね。

結果、孫ちゃんの成長を見ながら職探しできました。

公務員でも親身になってくれる人がいるのね。

ありがとうございました。

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