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05 (火)
23:59
May

インドバックパッカーの旅 『インドの子供達』

旅7日目、すべての予定を完璧にこなした。

人とバイクとリキシャと自転車と車が交じり合う、何車線かわからない道路を、クラクションのパラララ~を聞きながらアグラ駅へ。

アグラ駅に着いたら、まず予約している列車の発車時間と乗り場を確認。
ここでも予約しているチケットと列車の時間が違ってて心配した。
(毎回毎回 どうなってるの??みたいな気分・・)

同じようにチケットと掲示板の表示が違って、インフォメーションを探してるヨーロッパ系の女の子がいたので情報共有したりした。
(娘が会話してるのを、横でわかってる風な顔をしながら頷くだけですが)

インドは、表示が違うとか、時間がずれるとかは、日常的にあるみたいでチケットに書いてあることがすべてではないみたい。
だから、必ず口頭で確認しなきゃいけない。
でも、確認しても人によって答え違ったりするし、ホントに疲れる。
(確認してまわったのは、全て娘でしたが)

時間は微妙に違うけど問題ないのがわかった。
じゃ、駅の渡り通路でしばし人間ウォッチングでもしようってことで休憩。

人眺めながら休憩してたら、すごく汚れたボロ布のような服を着て、肌もスス黒くて、髪もボサボサな3歳くらいの女の子が寄ってきて手を差し出した。

大きな目で無表情に手を出して「10ルピー」って言うだけ。
20ルピー渡した。
その子はお金を握り締めるとぷんって感じで走っていった。

次は向こうに座ってたヨーロッパのバックパッカー女子のところへ行って同じことしてたけど、バックパッカーは顔を上げないで無視。
そしたら、女の子の母親登場。前に立って怒ったような口調で何やら言ってたけど、バックパッカー女子は知らんぷりのままだった。

だって、そのバックパッカー女子、すごく疲れてぐったりしててきつそうだったのです。
そりゃ、そうだ、インドの旅って過酷やもん。
つい20時間前に脱水症状でふらふらだったのに元気を取り戻して人を見ながら、あーだこーだ言ってる自分のパワーに驚くや。
その元気、どこから出てるんだ??
我ながらすごい。

さて
その女の子見てたら悲しくなったのでした。
駅には外国から来たツーリストがいっぱいいるから、ツーリストからの物乞いで生活してるんだろうな。

アグラ城では、両足が曲がったままの障害を持った青年が、観光客用の門の前の道路の真ん中に座り込んで物乞いしてた。
枯葉剤で生まれたときから足が変形して、立つこともできない障害者をテレビでみたことある。日本だったら福祉で最低限の生活は保障されてるのに、インドでは自分のカラダを人に見せて物乞いして生きていかなくちゃいけない。
その時もとても悲しい気持ちだった。
その青年のお皿にもお金を入れた。

この旅の中で胸が痛くなるインドの貧しい現実を幾度も目にした。

でも、同じ駅の中にはこんな女の子も。
ネックレスにブレスレットにアンクレット 
このお洋服はかなり高価だと思う。とってもかわいくてまるでお人形。
両親とお兄さんの5人で楽しそうに歩いてて、家族の愛に包まれてるのがよく伝わる光景だった。
きっとかなり高いカーストの子なんだろな。
物乞いしてた女の子と大して歳は変わらない。
あの子はこんなキレイな服をまとった子を見て何を思うんだろう。
生まれた時から決まってる未来。
またも複雑な気持ち‥


こちらは親子連れ。
お母さんのサリーがすごく高価そう
このインド旅行の中で見たサリーの中で一番たくさんキラキラがついてた。


そしてこの女の子。
色合いといいバルーンスカートといいサンダルもかわいい。
笑顔がとてもキュートだった。
インドの服って色とかスパンコールがおしゃれだ。
私のスカートもインドで仕入れました。


お金持ちの子供と貧しい子供。
インド人と日本人。
生まれた国と生まれた家でこんなにも人生が違う。

今まで悲しく思ったり、人生がつまらないなんて思ってた自分はとても贅沢だったとよくわかった。。

本当にインドではいろんな事考えさせられた。


 

続く

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2009-05-05 (火) | インドバックパッカー 2009年5月
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