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December

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10 (日)
23:51
April

バルセロナの闘牛場「Las Arenas」 

4月10日 5日目

カンプ・ノウ・スタジアムでめっちゃ楽しませてもらった後はスペイン広場へ。
メトロを乗り継いでエスパーニャ駅へ。
地上に出た瞬間、暑くてそして、人の多さにうんざりした。

スペイン広場から見渡すと、ガイド本や地図に載ってないけど目を惹く建物がありました。
円形でしゃれた外観。
展望台がある。
あそこから見たら絶景かも。
行こーって感じ。


中もかわった造りです。
真ん中が空間になっていて、2フロアごと(多分、あんま覚えてない)に空中に浮いたようにフロアがあります。
変わってるー、おもしろー、と思いながら屋上へ。


屋上から見たスペイン広場。
絶景じゃ(^。^)v  
気分上々♪


めちゃ眺め良いぞ~♪ 
デジカメで動画を撮りながら、展望台へと歩きます。


その時でした。
怖いかも。。
そのあとクラ~~っとして、
めっちゃ怖くなったのでした。
恐怖、恐怖(笑)
怖くて外側見れません。
まじ怖~~い
さっきの宙に浮いたようなフロア見るのも怖い。
エスカレーターも怖い。
やっとの思いで1階まで降りたのでした。
そして、わたしは自分が高所恐怖症になったのだと自覚しました。
 
さて、高所恐怖症になったあの建物。
帰国して調べてみた。
この建物は、100年前に造られた闘牛場で、80年以降は廃墟になっていて、10年前より大規模な改築工事が始まり、工事が途中中断されながらも今年3月にオープンしたショッピングセンターでした。
名前は、「Las Arenas」 
闘技場という意味です。

知らなかったけど、カタルーニャ地方では2010年7月28日の自治州議会において、闘牛廃止案が可決され、2012年以降闘牛が禁止。
2011年4月~9月が最後のシーズンで、かつて3つあった闘牛場は、今はモヌメンタル闘技場を残すのみ、1つだけです。
そんな事情があったのねって感じだ。

スペイン首都マドリッドより南仏が近いバルセロナは、もともとフラメンコや闘牛が深く根付いていたわけではなく、生まれも育ちもバルセロナという人たちは、闘牛を野蛮な見世物として嫌う人が多くて、モヌメンタル闘牛場の夏の入場者の半数は外国人観光客だったそうです。

年間指定席販売数は数100席で、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場の2000席と比べるととっても少ない。
バルセロナの闘牛は、主に観光客や南部、中部スペイン出身者でバルセロナに居住している人たちが盛り上げていたそうです。

そんな中で、廃止で損害を被る闘牛場の役員、牛の飼育担当者、旅行業界関係者などの闘牛関係者と闘牛反対者の間で幾度も熱いディベートが繰り広げられ、遂に闘牛廃止案可決したというわけです。
闘牛廃止案可決は、自治州としてはカナリア諸島に続いて2箇所目、本土でははじめて。

闘牛って牛がかわいそうだけどスペインの国技だし、スペインはそんな国だと思ってたけど、変わっていってるんだと思いました。

しかし、スペインの首都マドリッドは、当面廃止の方向へは進まないようです。
そして、カタルーニャ州は、独自の言語と文化を持ち、スペインからの独立を求める声も多いので、闘牛禁止条例は表向きは動物愛護のためとしているけど、独自のアイデンティティーを強調する狙いがあるとの見方もあるそうです。

いろいろ複雑なんだなぁ。。勉強になりました。


それにしても、高所恐怖症は自覚すると加速する(><)
<a href="">つづく</a> 
つづく⇒スペイン最終日

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2011-04-10 (日) | 蘭・西・仏・伊 2011年4月
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