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20 (水)
23:50
April

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会

4月20日 15日目

今日はフィレンツェ最後の観光日。
今日の予定はサンタ・マリア・デル・カルミネ教会に行って、ブランカッチ礼拝堂を見る事。

ブランカッチ礼拝堂の見学は原則として要予約。
一回30人で15分間の入れ替え制で予約料は無料。予約は電話のみで英語も通じるそうです。
空きがあれば入場できるみたいだけど、空きがなければ「fully booked」という張り紙が張られその日は見学できません。
日曜祝日は特に入れない可能性が大のようです。

わたしは平日に行く予定だけど、もし入れなかったら困るので予約をしていくことにしました。
ということでブランカッチ礼拝堂もアーモイタリアに予約してもらいました。
私の英語力じゃ相手が言ってる言葉が聴き取れないだろうし、もし通じても何度も聴きなおして電話代かかりそうだもん(笑)
アーモイタリアが無料で予約してくれてほんと良かった。

『サンタ・マリア・デル・カルミネ教会』1268年


1771年新しい木製浮彫の天井を製作中に火災となり一部を除いて(ブランカッチ礼拝堂も無事でした)ほぼ全焼し、18世紀に再建されたが、作業は教会内部に限られ、ファザードは未完に終わりました。

簡素なファザードとは裏腹に中に入ると素晴らしい。。



この奥の右側にブランカッチ礼拝堂がありますが、ここからは行けません。


ブランカッチ礼拝堂へは、教会を出て教会出入り口の右横のブランカッチ礼拝堂見学専用入口から入ります。

この時、9時50分。待ってる人は10人くらい。
予約は10時で開館も10時。ドアが開いたのは10時ちょっとすぎた時間でした。

みんな予約の紙を持ってきて窓口で見せてました。
係りの人は予約一覧のリスト見て照合してからチケットを販売。
今日は平日だし、当日でもいけそうな気もするけど、出てきたとき、小学校高学年くらいの子供が数十人座って待ってました。
学校からの見学かな?団体が来たら一気に入場ができなくなるし、ブランカッチは原則予約して行った方が良いと思います。

ブランカッチに外人に交じって予約の紙を見せ、スムーズに入れるって気分良かったです。
ひとり旅って自由でまじ楽勝だと思った瞬間でした(^_^)

前回は何でもドキドキしてたのに、すっかり余裕になりました。

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20 (水)
22:21
April

15日目 ブランカッチ礼拝堂

今日も予約していたブランカッチ礼拝堂に朝から行きました。ここは予約していないと入れない場所なので何となくドキドキした。
天才マザッチョのフレスコ画はなんちゃってわかった気分で感動しました(*^_^*)

その後教会をいくつかまわり郵便局へ。5キロは超えると思ってたけど8キロになってた(笑)38.31ユーロ。安かったけどカードで支払えなかったので結果高くついてしまったのでした(>_<)
現金足りなかったので近くの両替屋でぼったくり覚悟で両替。予想どおりめちゃぼったくられたよん。仕方ない(-_-)

今のイタリア、皮のコートにブーツにマフラーもいればタンクトップのビーチスタイルもいる。日なたはとても暑いけど日陰は寒い。湿度ないからブーツ履いてても蒸れそうにないけど日本だったら足の中ベタベタだな(笑)

そういえば、昨日の夜のローマ対インテルの試合に長友が出てたので嬉しかった♪

明日はいよいよ最後の町。ローマに移動です。
今はS・M・ノヴェッラ教会の前でまったり中。ここは人が少なめで静かで良いです(^_^)

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19 (火)
23:55
April

サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会

4月19日  14日目

教会前のサンティッシマ・アンヌンツィータ広場はフィレンツェ一美しい広場と言われます。
写真正面は捨て子養育院(孤児院)
フィレンツェは慈善事業が発達しててドオゥーモの横には未婚の母のための施設もあったともいわれてます。


広場を囲む3つの回廊は優美できれいだったけど、広場が美しいとは思わず。。
わたしは広い広場が好きなので、この小さな広場は心にとまらなかった(笑)


サンティッシマ・アンヌンツィータ教会は、大きくとりあげられる教会ではないけど内部がキラキラして美しかった。





広場前の玄関と本堂の間にある回廊の壁にフィレンツェのマニエリスムを代表する画家たちのフレスコ画が並んでます。


ロッソ・フィオレンティーノ「聖母被昇天」1517年 


教会は1250年創建されたあとに1444年~1481年にかけて再建築されました。
有名な建築家や画家によって作られてますが、わたしは超有名どころの芸術家しか知らないので知ったかして書くのは割愛しまーす。

サンティッシマ・アヌンツィアータとは「受胎告知を受けた最も尊き聖母」の意味。

きれいな教会だった。
見れて良かった

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19 (火)
23:54
April

ヴェッキオ宮

4月19日 14日目

ヴェッキオ宮殿は1299~1344年建設。
アルノルフォの塔と呼ばれる要塞化した94mの塔がそびえ立ち、塔の根元にある大時計の上にはアルベルゲットと呼ばれる独房の窓が見えます。



宮殿本体の小アーチの下にはフィレンツェ共和国政府に関係ある紋章が並んでます。
この宮殿はシニョリーア宮殿と呼ばれ、はじめはフィレンツェ共和国の政庁舎として使われてましたが、1540~1550年の10年間、メディチ家のコジモ1世(トスカーナ大公)の住居になり、コジモ1世がピッティ宮に移ってからヴェッキオ(古い)宮殿と呼ばれるようになりました。

フィレンツェがイタリア王国の首都になったとき、ヴェッキオ宮殿は下院と外務省の本拠地に選ばれ、その後1872年に現在のフィレンツェ市庁舎になっています。

ヴェッキオ宮殿に入ると、まず中庭があります。
1400年代にミケロッツィが設計した後、16世紀に改築された際、ヴァザーリが壁にオーストリアの街の風景をフレスコ画で描いてます。


中央に翼があるプットーのブロンズ像がついた噴水。
これはコピーで宮殿の中にヴェロッキオが作ったオリジナルがあるそうです。



内部は見学してませんが、中庭でこれだけの装飾だと、ヴァザーリに設計されたコジモさん達のお部屋がどれだけ豪華なのか想像つきます。

五百人広間や他の部屋も見たい。
今度イタリアに行くときがまた楽しみだわ。

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19 (火)
23:53
April

Loggia dei Lanzi (ランツィの回廊)

4月19日 14日目

シニョリーア広場にあるラッツィの回廊はシニョリーア広場で行われる公的な式典を催したり、市民の集会を行う場所として1376~1382年にかけて建てられました。
「ランツィ」は、コジモ1世治世下でこの建物をドイツ人傭兵(ランツクネヒト)が使ったことに由来します。
ランツクネヒトが訛ってランツィです。

奥の壁に沿って並んでるのは、ローマ時代に彫られた6体の上流既婚夫人の彫像。

『ポリュクセネーの陵辱』 1865年


開廊の中心にある『パトロクロスを抱きかかえるメネラウス』

『ケンタウルスを倒すヘラクレス』1800年代


そして、開廊の両端にあるアーチの上の彫像はひときわ目立ちます。

『サビニの女達の略奪』 ジャンボローニャ作 1583年
古代ローマの伝説的挿話の1つで、ローマの最初の世代の男たちが近くに居住していたサビニ人の女性たちを妻とするために略奪したという逸話をもとにした作品。
ジャンボローニャはあらゆる側面からも鑑賞できる上に向かうヘビのような螺旋状の動きを持った場面を作ろうとし、この作品はヨーロッパの彫刻史上でも3人以上の群像で最初のもの。
大理石の台座もジャンボローニャが作り、同じ主題のブロンズ製レリーフが施されています。


『ペルセウス』 ベンヴェヌート・チェッリーニ作 1545~1554年
右手に剣を持ち、左手でメドゥーサ(頭髪に無数毒蛇をもつ見るものを石に変えてしまうギリシャ神話の怪物)の首を掲げたギリシア神話の英雄ペルセウス。
首から血が落ちてる様がリアル。。 こわい。。


大理石の台座もチェッリーニの作で、四面にローマ神話の神様のブロンズ製小像が配され、台座に施されたレリーフはペルセウスによるアンドロメダ救出を描いてます。
チェッリーニは1500年代の偉大な金銀細工師でした。
この作品はブロンズ(銅像)で造られており、鋳造に数回失敗するなど大変こんな鋳造作業を得て完成したそうです。
奥深いですねー。


シニョリーア広場はいろんなところに行くのに通るので4日間のフィレンツェ滞在中に3回行きました。

見るものが多すぎておなかいっぱいになる。
 

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19 (火)
23:52
April

シニョリーア広場

4月19日 14日目

シニョリーア広場は何世紀にもわたってフィレンツエの社会、行政の中心となっている場所です。
13世紀に建設され、14世紀に共和国体制がシニョリーアと呼ばれ政府が置かれた宮殿(現在のヴェッキオ宮)をシニョリーア宮殿と呼んだのが名前の由来で、メディチ家の盛大な儀式や布告、処刑などの数多くの歴史的事件の舞台になってきました。
広場周りにはメディチさんが住んでいたヴィッキオ宮、たくさんの彫刻が並ぶランツィのロッジァ、ダビデ像のコピーがあり、地元民の待ち合わせに使われ、ヴェッキオ宮前にウッフィツィ美術館やヴェッキオ橋へ向かう道もあり、観光客が多く集まる場所でもあります。

『ヴェッキオ宮』
今も市役所として行政が行われてます。


正面玄関扉の両脇。
ミケランジェロ『ダヴィデ』のコピー、バッチョ・バンディネッリの『ヘラクレスとカクス』1533年。


『ビアンコーネの噴水』又の名は『ネプチューンの噴水』 バルトロメオ・アンマンナーティ作。
噴水の周りに並ぶ牧神と河の女神たちのブロンズ像はジャンボローニャの作品。


『コジモ1世(メディチさん)の乗馬像』 ジャンボローニャ作。1594年。


『ランツィのロッツィア』
美術館さながらの彫刻が並びます。2日前、初めて見た時びっくりした。


上の写真は17日、日曜日フィレンツェ初日夕方。人そんなに多くない。普通。

そして今日19日火曜日の昼過ぎ。なんだ、この人の多さ。どこから集まってるんだ。。
ただでさえ暑いのに、この人の群れでさらに暑い。


悲鳴が出そうなくらい、人が多い
s-CIMG1756.jpg

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