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4月19日 14日目

シニョリーア広場にあるラッツィの回廊はシニョリーア広場で行われる公的な式典を催したり、市民の集会を行う場所として1376~1382年にかけて建てられました。
「ランツィ」は、コジモ1世治世下でこの建物をドイツ人傭兵(ランツクネヒト)が使ったことに由来します。
ランツクネヒトが訛ってランツィです。

奥の壁に沿って並んでるのは、ローマ時代に彫られた6体の上流既婚夫人の彫像。

『ポリュクセネーの陵辱』 1865年


開廊の中心にある『パトロクロスを抱きかかえるメネラウス』

『ケンタウルスを倒すヘラクレス』1800年代


そして、開廊の両端にあるアーチの上の彫像はひときわ目立ちます。

『サビニの女達の略奪』 ジャンボローニャ作 1583年
古代ローマの伝説的挿話の1つで、ローマの最初の世代の男たちが近くに居住していたサビニ人の女性たちを妻とするために略奪したという逸話をもとにした作品。
ジャンボローニャはあらゆる側面からも鑑賞できる上に向かうヘビのような螺旋状の動きを持った場面を作ろうとし、この作品はヨーロッパの彫刻史上でも3人以上の群像で最初のもの。
大理石の台座もジャンボローニャが作り、同じ主題のブロンズ製レリーフが施されています。


『ペルセウス』 ベンヴェヌート・チェッリーニ作 1545~1554年
右手に剣を持ち、左手でメドゥーサ(頭髪に無数毒蛇をもつ見るものを石に変えてしまうギリシャ神話の怪物)の首を掲げたギリシア神話の英雄ペルセウス。
首から血が落ちてる様がリアル。。 こわい。。


大理石の台座もチェッリーニの作で、四面にローマ神話の神様のブロンズ製小像が配され、台座に施されたレリーフはペルセウスによるアンドロメダ救出を描いてます。
チェッリーニは1500年代の偉大な金銀細工師でした。
この作品はブロンズ(銅像)で造られており、鋳造に数回失敗するなど大変こんな鋳造作業を得て完成したそうです。
奥深いですねー。


シニョリーア広場はいろんなところに行くのに通るので4日間のフィレンツェ滞在中に3回行きました。

見るものが多すぎておなかいっぱいになる。
 

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