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(日)
21:24March
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15時17分発 パリ行き
「15時17分パリ行き」
公開初日に映画館で鑑賞♡
2015年8月21日、554名の乗客を乗せた高速鉄道タリス内で発生したイスラム過激派による無差別テロ「タリス銃乱射事件」の現場に偶然居合わせ、命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった3人のアメリカ人の実話を描いています。
実話っていう以外は知らないで鑑賞してたら、ポポロ広場やスペイン広場、アムステルダム駅まで、自分が行ったところがいっぱい出てきてテンション上がった

サン・ピエトロ広場
トレヴィの泉
やっぱりコイン投げてた。誰でもするね。私もしたし。笑
コロッセオは偉大だ。 早くヨーロッパにもう一度行きたい。
イタリアはどこも素晴らしいけど、何といってもコロッセオ

3人は休暇を利用してローマ→ヴェネチア→アムステルダム→パリ→スペインを旅行する途中、アムステルダムからパリに向かう高速鉄道で事件に遭遇する。
映画は、3人の幼少期と旅行に行くまでの過程が同時進行で進んでいくけど、実際にテロリストに立ち向かい格闘するシーンは緊迫感MAX、怖かった。
フランスリヨンからイタリアトリノまで乗ったTGV車内を思い出して想像が膨らむ。。
列車の中でこんな事件に遭遇したら、座席の下にうずくまって顔も上げれないで震えてるや。
ひたすら怖い。。
イーストウッドがスペンサーにテロリストに向かっていった時「何を考えた?」と尋ねると彼はいつも『何も』と答えたそうです。
自分に向かってライフルを構えているテロリストに真正面から向かっていく勇気はすごいとしか言えない。
そして、スペンサーに向かって引かれたライフルは不発。
ふつうなら撃たれてる。ふつうなら大虐殺が起こってた。
どうして不発なの?って思ったけどこれは実話。ストーリーを盛り上げるために作られた話ではない。
神様に守られてる。奇跡だ。
さて、映画観て帰宅後、映画とタリス銃乱射事件についてネットで調べて主演の3人が本物の当事者であることを知りました。
(今更ですが。。 笑)
他の乗客や現場に駆け付けた救急隊員、犯人を逮捕した警察官も当事者が演じているって。
重傷を負った男性やその妻も当事者みたい。
まじですか。
何の違和感もなく、演技へたくない??とか全く感じず観てたからすごくびっくりした。
自分が経験したこと、感じたものをそのまま再現すればいいのだから脚本も指導もいらない。
イーストウッドは、ただ見てるだけでよかったと話しています。
前代未聞のキャスティング、究極のリアリティを追求した映画です。
米空軍兵 スペンサー・ストーン(23)
空軍のエアマンズ・メダルと戦傷賞パープル・ハート勲章を授与される。
オレゴン州兵 アレク・スカラトス(22)
テロ阻止の功績で陸軍からソルジャーズメダルを授与される。
大学生アンドニー・サドラー(23)
ペンタゴンで民間人最高位の勲章を授与される。
3人はフランスのレジオン・ドヌール勲章も授与されています。
前オバマ大統領にホワイトハウスに招待される3人。
いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今の時代。
何かが起こるその瞬間に居合わせる偶然は誰にでも起こり得る。
その時に自分にできることがあれば。。その勇気についてたくさん考えました。
スペンサーが映画の中で言ってた言葉。
「大きな目標に向かって人生に導かれている。」
すてきな言葉だなって思った。
クリント・イーストウッド映画、しびれる
